2015年6月25日木曜日

跋に代えて。

ふぉりくろーる。を閉じてから
早いものでもうすぐひと月です


いくつかの宿題と向き合いながら
愉しかった思いを振りかえりつつ
これからのことを考えています


いささか唐突ですが
夢のこと


「いつかこの地にほんとうの東北を実在させたい」


大人も子供も年寄りも
けものも虫も鳥たちも
木や草花
星や海や空も集って
立場をこえて
みなが通いあえる場所


世界中の家族や友人や恋人たちが憩い
音楽家は奏で
詩人は謡い
職人が腕を振るい
皆が未来について語らう
そんな豊かで実りある日常


途方も無いことわかっています
そんな夢物語
あるいはただのユートピア


それでも懸けてみたい
一年前
この街で店を構えるときに予感した
ロシアのフォークロアとの東北的なつながり
たった一年間だけど
国を超えて
時代を超えて
見えた気がした
東北的フォークロアの通底


焼石連峰のむこうにあったはずの大国ソ連
体制は消えても
大地は消えない
時間の堆積は
北からここへとたどり着いた
初めての人類の面影をいざないます


数百万年の時をかけた大地の隆起
北上山地と奥羽山脈のあいだ
北上川を成したかつての入江にたち
彼らの面影について
クジラの先祖と対話する


「古いものと新しいものが対峙する
 入江とはそういう場所だよ」


クジラの化石の声を聞き
東北のプーシキンは
物語の詩を綴る
 

語りとは
ひとつの詩であり絵であり音楽であり
人間の営みとして
食べることや眠ること
愛しあうこととおなじように
この地上に無数に存在しているはずで
誰かが語ることが
また誰かの語りとなり
それぞれに存在する世界や宇宙が
それぞれを照射しあうコスモスを浮べる


無数に無限に存在する可能性のなかで
理想と現実のはざまで
経済のことや環境のこと
子供達のこと
隣人たちのこと
旅人たちのこと
生きてゆくことを
信じたり
誓ったりする


かつての自分たちに向けていま思うこと
おなじように
いまの自分たちに向けて未来から思うこと
かさねてゆきたい


ソビエトという時代が生んだ数々の絵本と
この時代のこの国で交わしあえた方々と
共に過ごした大いなる時間のなかで
だんだんようやくわかってきたこと


ふぉりくろーる。は
そんな東北へ至る道程で差し掛かった
小さいけれど深く美しい森でした



2015年6月25日
ふぉりくろーる。拝


2015年5月12日火曜日

5月10日を過ぎて2日経って

気がついたらもう2日経っていました。

ずっと立ち止まっている暇がなくて、
とにかくピークが、
この週末の東京蚤の市、
チェドックさんでのロシアイベント、
京都おやつさんでの紙ものイベント、で、
途中で折れそうになりつつも、
なんとか無事、終了いたしました。

実は最後の最後に不手際があって、
すごく迷惑をかけてしまったんで、
無理しちゃってたかなって部分もあったんですけど、
だけど、
ほんとうに、
どのイベントも、本当にありがとうございました!

それぞれ全力を尽くしましたから、
いっぺんに終わったことで、
張り詰めていたものが一気に決壊しそうな気がしていましたが、
神戸ではファビュラスさんが追加の絵本を待っていてくださるし、
次の週末は盛岡でモリブロだし、
出張している間に取材の依頼が入ったり、
在庫のお問い合わせが何件も入っていたり、
壊れている暇なんて全然ない、
ゆったり回顧している暇なんてあるわけなくて。

だけど、立ち止まってはいられなかったけど、
東京蚤の市では、
直接みなさんにお渡しする事ができて、
出店者の方々や、
主催の方々とたくさんお話しすることができて、
おめでたい話や、
ちょっとショックな出来事や、
たくさんの親切や
あまりにドラマがぐるぐる巡っていて、
なんというか、
実に実に、充実したひとときで、
そのことはちゃんと噛み締めておきたいです。
立ち止まらずに、
でも反芻は止まない。

もうこれ以上できない、限界のつもりで臨みました。
そして現に、消耗しているのは確かですが、
それでもまだまだもっとやれた、あれもこれもやりたかった、
なんて気持ちが湧いてくるのも確かで、
だけど、そう思うからこそちゃんと線を引きたいし、
その思いを今後に繋げていきたい、って思いです。
フィナーレとはそういうものですよね。
「はじまり」には必ず「おわり」があって。
かっこ付けたいわけじゃないんですけど、
カッコ悪いのはやっぱり嫌で、
けっこうわがままの部類なのかもしれないけど、
引き際は「立つ鳥跡を濁さず」で。



京都のおやつさん、声をかけてくださってありがとうございました。

チェドックさん、パルクさん、マールイ・ミールさん、ご迷惑をお掛けしてすいませんでした。でも、ご一緒できてとても嬉しかったです。

そして手紙社のみなさん、東京蚤の市の出店者のみなさん、ふぉりくろーる。最後の東京蚤の市は最高の東京蚤の市でした。
一緒につくり上げる悦びをありがとうございました。

そして、各会場に足を運んでくださったみなさん、
お会いできて嬉しかったです。
どの瞬間も最高でした!



この充実を胸に、最後まで落とさないで行きたい。
行けたらって思います。
ですからどうぞ、引き続きよろしくお願いします!



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ふぉりくろーる。
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2015年4月4日土曜日

最初で最後のコラボ・イベントです。

【イベントのお知らせ】


神戸のアメリカ絵本の専門店
「Fabulous OLD BOOK」さんでのイベント
『アメリカとロシアの素晴らしい絵本 展』
に参加させていただきます。

古き良きアメリカの
良質な絵本を扱い続けていらっしゃる
海外絵本専門のあこがれの先輩店
Fabulous OLD BOOKさん。
ついに、米ソ絵本、
夢のコラボレーションが実現します!

ふぉりくろーる。としても
1920−30年代のソビエト時代初期から
91年のソ連解体に至るまで、
ソ連時代全般の各年代ごとの絵本を並べるという
これまでの活動を総括するような
そんな集大成的なイベントになると思います。

同じ時代の米ソという2大国の絵本の歩み、
比べることで見えてくる新たな世界
きっとあると思います。














春真っ盛りの神戸
ぜひお出かけくださいね!



『アメリカとロシアの素晴らしい絵本 展』
期間:2015.4.29 - 5.26
場所:Fabulous OLD BOOK(兵庫・神戸)店内にて



Fabulous OLD BOOK
http://fobook.com/
〒650-0011 神戸市中央区下山手通4-1-19 西阪ビル4F
078-327-7883 不定休(主に水曜日) 13:00~19:00




2015年3月18日水曜日

今後の予定について。

先日お知らせさせていただいた
ふぉりくろーる。の活動を閉じることに際して
多くの方からあたたかいメッセージを頂きました。
可能な限り直接お返事をお送りさせていただきましたが、
あらためてこの場を借りて
皆さんに感謝をお伝えしたい気持ちでいっぱいです。
ほんとうにありがとうございました。

ひとつひとつ頂戴するごとに、
後ろ髪を引かれる思いに駆られました。
大げさではなくて、
これまでのことを想うと本当に断腸の思いですが、
今後について諸々取り決めさせていただいたこと、
ここにお知らせさせていただきます。

もしかすると、お寄せいただいているご期待と
そぐわない部分もあるかもしれません。
ですが、これから先、私達が実現させたい未来にとって、
これがもっともベストであると信じて下した判断ですので、
どうかご理解いただけたらと思います。



【実店舗】

岩手水沢の実店舗の営業は
3月31日(火)の17:30をもって終了とさせていただきます。

週末のみ、予約のみ、といったかたちだけでもと
さまざまなお声を頂いたのですが、本当に申し訳ありません。
年度内にてクローズということでどうかご理解ください。



【オンラインストア】

オンラインストアでのご注文受付は
5月31日(日)いっぱいをもって終了とさせていただきます。

以後、オンラインストアへのアクセスは可能ですが、
注文機能はいっさい使用できなくなります。
※5月31日までにご注文頂いた分につきましては
6月以降も順次発送手配致します。

またメールでのお取り寄せのリクエストにつきましては
3月31日受付をもって終了とさせていただきますのでご了承ください。
※これまでにお寄せいただいた分へのご対応につきましては、
個別でのご対応を差し上げますので何卒よろしくお願いいたします。

また11月いっぱいをもちまして、
オンラインストアへのアクセスができなくなり、
サイト上のコンテンツについても同時に消去されます。

絵本の写真やデータなどのコンテンツについては、
ウェブ上での公開アーカイヴとして残してほしいというお声も頂き、
サイト移転などさまざまな方向を検討致しましたが、
公開アーカイヴについては着手しないことを決定しました。
ご理解の程よろしくお願いいたします。

なお、以下にも触れますが、
SNSのアカウント及びコンテンツは
このまま残すことにしますので、
「フォロー」または「いいね」してくださっている方は
引き続きご覧いただけたら幸いです。



【SNS・ブログ】

上記のオンラインストアの項目でも触れましたとおり、
Twitter・Facebook・instagramなどの公式SNSアカウントについては
このまま残すことに致します。
bot化など自動投稿機能を持たせるなどのお声も頂きましたが、
特別なお知らせなどがない限り、
5月31日(日)いっぱいをもって新規投稿を終了いたします。
「フォロー」や「いいね」をしてくださっている方は、
今後も引き続きご支持いただけたら幸いです。

ブログについてもSNS同様、
5月31日(日)いっぱいをもって新規投稿を終了し、
以後はそのまま残すことと致します。



【イベント】

下記の通り、
5月の最終日まで参加予定が決まっているイベントがあります。
後ほど改めて詳細をお知らせさせていただくとして
まずは開催日順にリストアップさせてください。


==============================

2015.2.14 sat - 3.22 sun
「世界の絵本市 vol3」
@世界文庫

==============================

2015.2.28 sat - 3.22 sun
「ハルとこぐま」
@ふぉりくろーる。

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==============================


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実店舗、オンラインストア、イベントともに、
これからの2ヶ月と少し、
これまでの4年間の集大成として全力で臨みますので、
どうか最後の最後までよろしくお願いいたします!




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2015年3月9日月曜日

お知らせとご挨拶。

日頃からお世話になっているみなさんへ
大切なお知らせとご挨拶がございます


じつは
この5月いっぱいをもって
ふぉりくろーる。の活動を閉じること
決断いたしました


急な話ですいません
ですが
この数ヶ月
ずっと考えてきたことで
ここ岩手水沢で実店舗を構えてから
もうすぐ一年
というこのタイミングで
決断に至ったものです


約4年にわたり
いつも支えていただき
ほんとうにありがとうございました
みなさんのお力で
なんとかここまで来ることが出来ました
いまは素直に
その事にただただ感謝しています


これまでも
何度となくわかれみちに遭遇してきました
その都度
後押ししてくださったのは
他でもないみなさんの応援の声でした


メールやSNSで
イベントの会場で
岩手水沢の店内で
それぞれの場所
それぞれの時
みなさんから掛けていただいた声が
どんな時でも支えでした


こういうことは
生涯のあいだで
それほど多くあることではありません
なのに
こういうことに
数多く恵まれた
かけがえのない素晴らしい日々でした


そしてそれは
3,000を超える絵本を通じて
500人の画家と
500人の作家と
魂を通じてなにかをやりとりするような
そう感じられるような日々でもありました


時間を忘れられる仕事
このままこうしていられたら
それでも
わかれみちはやってきました





ふぉりくろーる。は
詩を書き舞台芸術に携わっていた彼と
ロシア語を学び人文科学研究を志す彼女が
出会い
子を授かり親になり
育児に商売に奔走しつつ
紆余曲折を経て
自分たちなりの社会参加のカタチとして
模索したなか辿り着いたものでした


むかしロシアの絵本のことを
徹底的に追求しよう
他にない世界をつくろう
そのことで自分たちの立ち位置を築こう


おそらくまだ
誰も紹介したことのない絵本も
自分たちが感じたことを
感じたとおりに表現すれば
きっとうまくいく
そんな希望をもって
そのためのやり方を
いくつもいくつも試行錯誤してきました


と同時に
伴侶との向き合い方
子を持つ親としてのあり方
家庭というもののあり方
いずれもトレードオフにならないよう
試練の日々でもありました


予定調和は考えませんでした
できることをとことんやろう
ふたりじゃなきゃできないことをやろう
ただそれだけでした


4人目のこどもが彼女のお腹にいるとき
あの大震災がおこりました。
家族は東京で暮らしていましたが
彼の故郷である東北岩手ははげしく痛みました
そして生れた女の子に
神の加護が離れた場所で人の暮らしをはじめる女
「舎女(おきめ)」と名づけました


彼は故郷を離れてから
ずっと都会に棲みついていましたが
岩手の実家の裏にそびえる奥羽の山々
そのむこうに広がっているはずのロシア
その幻影を見ていたかもしれない幼い自分の姿を
ぼんやりと思い出していた頃でした


震災の翌年に生れた
5人目のこどもは男の子でした
「巽(たつみ)」と名づけました
東北が生んだ舞踏家土方巽の名をとりました
そして一年後
家族は岩手に移住していました


彼女は巽のあとも何度か身ごもりましたが
みなうまく育ちませんでした
暮らしと仕事のバランスが
崩壊していました
彼女は彼の故郷に行きたいと言いました
彼もそれがいいと思いました


岩手に移ってから
最初の冬を越え
迎えたハルに
実店舗をオープンさせました
そしてちょうど一年後の同じ日に
幕を下ろすことにしたのです





街で商売ができることが嬉しくて
毎日せっせと働きました
まだ見たことのない素晴らしい絵本
岩手で価値観をともにする
素晴らしい友人たちにも恵まれました


ネットの向こうで待つみなさんに
大都市のイベントで迎えるみなさんに
なにかを手渡ししたくて
精いっぱい仕事に打ち込みました
そしていつも暖かく迎えていただきました
はるばる岩手にも来ていただけました
時間を忘れて言葉を交わして下さいました
みなさんの笑顔をみる度
よろこんでくださる声を聞く度
ほんとうに感謝の気持で満たされました
なのになぜか
こころの隅のほうで
どこか満たされないものを感じていました


この一年のあいだ
店の前を自動車が
毎日何台も通り過ぎて行きました
ドアが開かない日が何日もありました
壁に掛けた時計の針が
カチカチと無為に刻んでいるだけ
そんな時間を何度も過ごしました


絵本を待っているみなさんに向けて
絵本に打ち込むほど街は遠ざかり
街と向き合おうとすると
絵本の場所をうしなってしまう


よく尋ねられました
どうしてロシアの絵本をこの街で?


実は理由なんかなかったのです
自分たちが大事にしたいことと
大事にすべきことをかさねて
より良いと思えるみちを
選びとってきただけなのです


いっぽんのみちだと思われた街と店
街で店をやる
店が街にある
それだけのことだと考えていました
街から店へ
店から街へ
繋がって
続いている
そんなシンプルなことが
いちばん大切なんだと


だから取り戻したいんです
そんなシンプルな日常と暮らしを
この街に
わかれてしまった街と店を
ふたたびいっぽんのみちに
ふっと訪れてくれた
旅を愛する人がそっとふれる
彼の地のささやかな日常
それがいま
いちばん触れたいものかもしれません


そして間もなく
6番目の子が生まれようとしています
女の子で「篝(かがり)」と名付けるつもりです
岩手ではじめて授かった子
あたらしい日を照らすあかるい灯火
この街で育んでいきます





絵本やドールを楽しみにして下ったみなさん
いままでイベントに誘ってくださったみなさん
大切な作品を預けてくださったつくりべのみなさん
こういう形になってしまって本当にごめんなさい
そしていままでほんとにありがとうございました


どんなカタチか今はまだわかりませんが
なんらかのカタチで再びお目にかかれるよう
これからの日々をしっかり紡いで行こうと思います


今日はみなさんに
しばしのお別れとお礼のご挨拶をここに置いて
一旦失礼いたします


みなさんの日常に
これからも良き詩がやどりますように

2015年3月9日
ふぉりくろーる。村上克之・麻衣子






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2015年3月8日日曜日

《ハルとこぐま出展者紹介》menkeguma(めんけぐま)さん

menkeguma(めんけぐま)とは、岩手の言葉でかわいいくまさん。
そして、ロシアや東欧の絵本や雑貨が大好きだというmenkegumaさん。
今回のテーマでお誘いした際は、とっても楽しみで自然と力が入っちゃったんだそうです。

そんな岩手の「めんけこぐま」さんたちが、ロシアのこぐま・ミーシュカたちとウキウキコラボしてくれてますよ。



こぐまのがま口。
3びきとも顔つきのちがいが楽しいです。



こちらの黒いこぐまさん、おめめに星空が!



こぐまのぬいぐるみ。
おなかをおすとぷ〜〜って鳴るんです。



甘えん坊のいたずらっこみたいな表情が
なんともいえないかわいらしさ。
めんけこぐまさんです。





いつもは絵本の世界から飛び出したような素敵なゆびにんぎょうをお作りになる作家さんなのですが、今回はぬいぐるみもご用意下さいました。

もしかすると期間中ゆびにんぎょうさんも応援に駆けつけてくれるかもしれません。
ご期待くださいね。

ぽかぽか陽気なハルを先取りしたような、めんけこぐまさんたち、ぜひ直接手にとってご覧下さいね。




2015年 2月28日(土) 〜 3月22日(日)
《出展》 КОШКА / 白雪小箱 / hiromo / POLICO / menkeguma
岩手水沢ふぉりくろーる。にて




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2015年3月7日土曜日

《ハルとこぐま出展者紹介》POLICO(ぽりこ)さん

木を切り抜いたベースに、ウッドバーニングでつけたイラスト。
木の焦げ目の濃淡が醸す風合いと、カラフルなイラストが重なって、可愛らしくもどこか懐かしい乙女の心象世界をかたどる世界観。
そんな絵をつけたブローチやネックレスなどのアクセサリーやオブジェを製作するための名義が「POLICO」。


ほかにも「POLICO」のお姉さん的ブランド「Tanya Atanya by polico」、ユニークでたまに毒があり時にはエッチなアクセサリーブランド「Que redo redo (ex.POLICO.h)」と、枠に収まらない作品の幅が魅力です。


そんなアーティストの実態とは、実は今回のイベントのフライヤーのイラストを描いてくださった絵描きびと、宍戸マキさんなのです。



ハルのうつくしい草花をかたどった台紙をバックに
世にもかわいいこぐまたちが8匹!
※ほんとうは9匹いたんですが、
写真を撮る前に既に1匹旅立ってしまったのでした。。。
ぜんぶコメントしたかったのに・・



こぐま三兄弟!ちゃいろ×ちゃいろ×ちゃいろ!
こぐまの茶×茶×茶!!



こぐまのけんか!わるいかおもかわいい!



バーブシュカスタイル、
おばあちゃんほっかむりしたこぐまの女の子!
かわいすぎ・・・



子猫になぐさめてもらっているこぐまちゃん!
つないだ手のうち、肉球どうし!にくきゅうどうし!



花かんむりしたこぐまさん。
ノルシュテイン×ヤールブソワの
「きつねとうさぎ」に出てくるアレです!



ロシアの女の子とおさんぽ!
こぐま、飼いたい!



こぐまのこけし、アイヌ柄です!
う わ め づ か い !



こぐまのこけし、ロシア柄です!
し せ ん そ ら し !



こちらは大作、キリル文字とこぐまのオブジェ!
МЕД:はちみつ
ЯБЛОКО:りんご
ДЮБОВЬ:ラブ
こぐまの大好物、りんごとはちみつ、恋をした!



はちみつのツボもったこぐまちゃん右大臣!



リンゴを膝にのせたこぐまちゃん左大臣!



こぐまのおうちの部屋飾り!
5色のこぐまれんじゃい!
裏はなんと・・・



МИШКА:こぐまちゃんの文字!
店内にずっと飾っていたい・・・





マキさん本人曰く「自分にとって、こぐまって最高に可愛い存在」。
そのコトバどおり、最高に可愛いブローチやオブジェをご用意下さいました。

ひとつひとつ手描きで生み出されたこぐまたちの何とも言えない表情を、ぜひ、直接手にとって見ていただきたいです。

岩手の水沢のふぉりくろーる。の店内には一足先にハルが来ているようです。
たくさんのこぐまたちを一緒にお待ちしています。




2015年 2月28日(土) 〜 3月22日(日)
《出展》 КОШКА / 白雪小箱 / hiromo / POLICO / menkeguma
岩手水沢ふぉりくろーる。にて




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2015年3月6日金曜日

《ハルとこぐま出展者紹介》hiromo(ひろも)さん

今回、はじめてご参加いただけることになりました、画家のhiromoさん。
ハルとこぐまのテーマにぴったりなアクリル画を、キャンパス地のバッグをカンバスに、鮮やかな色づかいで描いてくださいました。


一点いってん、肉筆のイラストが描かれたバッグはそのまま一枚の絵画になって、部屋の壁を飾ってくれます。
彼女の描くこぐまたちは、けして可愛いだけじゃない、飾らない魅力でお部屋の中を明るくしてくれるはずです。




黒地のキャンパスに大きく描かれた緑青色。
ハルのうれしさに跳ねまわるこぐまさん。
陽気な気分と、クマの力強さ・生命力がよく伝わってきます。



こちらも黒地のキャンパストート。
燃えるような野原に、スミレとアゲハチョウ。
しっかりした体つきのこぐまさんですが、
ゆらゆら漂うアゲハチョウにあどけない表情です。



生成りのキャンパス・トートバッグ。
すきっと澄んだ水色と、可愛いピンクの水玉がきれいです。
ときおり吹き降りてくるひんやりとした風に
上気した気分をすこしだけ冷ましてもらう気持ちよさ。



生成りのトート、小さめサイズもご用意下さいました。
春風に乗って流れてゆく風船。
つられてどこまでも追いかけて行きそうになって
でも蜂さんにはしっかり気をとられてしまうこぐま(^^)



しっかりキャンパスのトートバッグですから、もちろん、飾るだけでなく、大きな絵本やスケッチブックなどたくさんの荷物を持ち歩くのにも重宝しますね。

なにより、一枚いちまい、hiromoさんのリアルな筆使いが伝わってきて、北国にハルがやってきた空気や、こぐまの存在感をすごく近くに感じられます。
ぜひ、直接手にとって見ていただきたいです。

ハル近し。
部屋に差す陽の光はやわらかく、暖かな空気を感じに出かけたくなりますね。




2015年 2月28日(土) 〜 3月22日(日)
《出展》 КОШКА / 白雪小箱 / hiromo / POLICO / menkeguma
岩手水沢ふぉりくろーる。にて




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2015年3月4日水曜日

《ハルとこぐま出展者紹介》白雪小箱(しらゆきこばこ)さん

南岩手の玄関口、一関市。
市街から西、沿岸へ少し寄せたところ大東町摺沢に、料理工房Uhuはあります。
白雪小箱こと清水沙織さんとお母様が切り盛りされるその店内に、彼女の丹念な針仕事からうみだされる鳥や動物たちのブローチが並べられています。


普段は、本物と見間違うような美しい鳥のブローチや、え!?こんな動物がブローチになっちゃうの?と驚きの着眼点で楽しみませてくれる清水さん。
でも、今回のテーマは「ハルとこぐま」。
こぐま、ただ一種類の動物だけで、表現される世界。
そこには、白雪小箱ならではの、独特の奥行き感のある平面世界が表現されてありました。


ハルをむかえたこぐまの散歩。
ヴィンテージのドイツ製ボタンをあしらって、
一枚のアンティーク絵画のような佇まいです。

ポップで可愛らしいガーリーベアのストラップ。
お花飾りはドイツのヴィンテージ・ボタンです。

ストラップと似たお顔立ちのこぐまブローチ。
テディベア風にあしらわれた生地は、
ヴィンテージのジャーマン・ファブリックです。

きれいに着飾ったこぐまのブローチ。
星冬祭の際に登場した
絵本の挿絵のようなネコとキツネのブローチを想わせます。

DDRやソ連ベアのぬいぐるみのようなこぐまのブローチ。
平面的なのに本当のぬいぐるみみたいな不思議な可愛さ。
白雪小箱ならではのテイストですね。

しかも、なんと、手と足が一本ずつ動かせる上に、
こぐまたちの抱えるいちごとパンもブローチとして別々につかえてしまう!



目には天然石を使い、レースや糸もヴィンテージを織り交ぜるなど、細部にいたるまで行き届いた彼女の針仕事。

すべて、一点いってん、今回のために拵えられた新作ですが、小箱のなかにずっと大切に保管されたアンティークを手にした時のような不思議と懐かしい感覚があります。

ヴィンテージの素材を扱われていることも手伝っているのかもしれませんが、それよりもむしろ、彼女の一針ひとはり、そのために費やされ繰り返されてきた昼と夜を縫うようにして生み出されてきたということと、決して無関係ではないように思うのです。

ハルはもうすぐそこです。
小箱のなかでしずかに眠っていたこぐまたちが目を覚ます季節です。
この機会にぜひお手にとってみてください。




2015年 2月28日(土) 〜 3月22日(日)
《出展》 КОШКА / 白雪小箱 / hiromo / POLICO / menkeguma
岩手水沢ふぉりくろーる。にて




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2015年3月3日火曜日

《ハルとこぐま出展者紹介》КОШКА(コシカ)さん

四季に寄り添うように、自然豊かな金ケ崎で陶と染の作品を生み出し続けるКОШКАさん。
冬になると雪に窯が埋もれてしまうため、冬はやきものはおやすみして、草木染の作品づくりをされています。


今回のテーマは「ハルとこぐま」。
雪が解けて、ハルになって、にわかに色づく金ケ崎の自然と同様、草熱れのするような草木染の作品たちをご用意下さいました。
まるでむかしロシアの絵本のような、鮮やかな彩りと重ね刷りの味わい深い、ブックカバーやバッグたち。
すべて柿渋糊に色粉をあわせた特性塗料による手刷り作品です。


星冬祭でもご出展下さった、草木染のブックカバー。
今回は2種類の図案をそれぞれ裏地の色違いで全4種をご用意下さっています。

茶色いこぐまさんと紅いチューリップ。
大輪のお花のあざやかさ・香しさに嬉しさいっぱいです。

やわらかな風にゆれるたんぽぽと草熱れ。
茶色こぐまさんもウキウキお散歩です。

こちらは茶色こぐまさんとチューリップの図柄がプリントされたキャンパス地のバッグ。
お弁当入れてピクニックに運んで行きたくなる可愛らしさです。

茶色こぐまさんとたんぽぽのトートバッグ。
大きめの絵本も何冊も入っちゃいます。

こちらは二色刷りのくろこぐまさん。
3びきのくまの絵本がすっぽり入るサイズです。


お気に入りの文庫本をカバーでくるんでバッグにいれて、ハルの散歩やピクニックにおでかけしたくなるКОШКАのアイテムたち

色粉と柿渋糊の自然の色彩と、可愛らしいイラストが、ひとつひとつ丁寧に刷られていて、まるでレトロでヴィンテージな絵本のページのよう。

そして、印刷されたКОШКАさんのこぐまたちも、草花の薫りを悦んでいるみたいです。ハルとこぐま展だけの、ひとつひとつ、すべて味わいの違う一点ものばかり。

ハル本番、待ち遠しいですね。
この機会にぜひお手にとっていただきたい逸品ばかりです。




2015年 2月28日(土) 〜 3月22日(日)
《出展》 КОШКА / 白雪小箱 / hiromo / POLICO / menkeguma
岩手水沢ふぉりくろーる。にて




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