2015年3月4日水曜日

《ハルとこぐま出展者紹介》白雪小箱(しらゆきこばこ)さん

南岩手の玄関口、一関市。
市街から西、沿岸へ少し寄せたところ大東町摺沢に、料理工房Uhuはあります。
白雪小箱こと清水沙織さんとお母様が切り盛りされるその店内に、彼女の丹念な針仕事からうみだされる鳥や動物たちのブローチが並べられています。


普段は、本物と見間違うような美しい鳥のブローチや、え!?こんな動物がブローチになっちゃうの?と驚きの着眼点で楽しみませてくれる清水さん。
でも、今回のテーマは「ハルとこぐま」。
こぐま、ただ一種類の動物だけで、表現される世界。
そこには、白雪小箱ならではの、独特の奥行き感のある平面世界が表現されてありました。


ハルをむかえたこぐまの散歩。
ヴィンテージのドイツ製ボタンをあしらって、
一枚のアンティーク絵画のような佇まいです。

ポップで可愛らしいガーリーベアのストラップ。
お花飾りはドイツのヴィンテージ・ボタンです。

ストラップと似たお顔立ちのこぐまブローチ。
テディベア風にあしらわれた生地は、
ヴィンテージのジャーマン・ファブリックです。

きれいに着飾ったこぐまのブローチ。
星冬祭の際に登場した
絵本の挿絵のようなネコとキツネのブローチを想わせます。

DDRやソ連ベアのぬいぐるみのようなこぐまのブローチ。
平面的なのに本当のぬいぐるみみたいな不思議な可愛さ。
白雪小箱ならではのテイストですね。

しかも、なんと、手と足が一本ずつ動かせる上に、
こぐまたちの抱えるいちごとパンもブローチとして別々につかえてしまう!



目には天然石を使い、レースや糸もヴィンテージを織り交ぜるなど、細部にいたるまで行き届いた彼女の針仕事。

すべて、一点いってん、今回のために拵えられた新作ですが、小箱のなかにずっと大切に保管されたアンティークを手にした時のような不思議と懐かしい感覚があります。

ヴィンテージの素材を扱われていることも手伝っているのかもしれませんが、それよりもむしろ、彼女の一針ひとはり、そのために費やされ繰り返されてきた昼と夜を縫うようにして生み出されてきたということと、決して無関係ではないように思うのです。

ハルはもうすぐそこです。
小箱のなかでしずかに眠っていたこぐまたちが目を覚ます季節です。
この機会にぜひお手にとってみてください。




2015年 2月28日(土) 〜 3月22日(日)
《出展》 КОШКА / 白雪小箱 / hiromo / POLICO / menkeguma
岩手水沢ふぉりくろーる。にて




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岩手県奥州市水沢区南町2-17
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